日本酒「環和」酒米・山田錦の生育評価に画像IoT/AI技術で貢献
コニカミノルタ株式会社 (以下コニカミノルタ)は、当社の強みである画像・映像の高速処理技術を活かした画像IoT/AI技術開発を推進しています。
酒米の生育評価
この度、コニカミノルタは、2020年に神戸市、(株)神戸酒心館、 JA 兵庫六甲と共に設立した「神戸山田錦推進研究会」の取り組みの中で、酒米・山田錦に循環型肥料を効果的に適用・拡大するための生育評価を当社独自のリモートセンシング技術*1で効率よく実現。そして生まれた日本酒の「環和(かんな)」という名には、研究会メンバーによる循環型社会への想いを込めました。さらに「環和」発売にあたって、当社デザイン部門によるラベル・デザインでブランド価値向上にも貢献しています。

日本酒「環和」のラベル
コニカミノルタの画像IoT/AI技術を駆使した酒米の生育評価は、ドローンによる水田(圃場)の空撮で得られた稲の葉色や活性化度合いのデータをもとに生育の良し悪しやバラツキを定量化しマップ上に見える化します。これは、農業試験場などが行う従来の定点サンプリングによる「点」での実地調査を「面」への調査へ容易に転換することを意味し、収穫の効率化と安定化、重労働の軽労化、栽培ノウハウ継承の持続化を実現します。

撮影された圃場の画像はコニカミノルタで解析を行う
画像IoTプラットフォーム「FORXAI(フォーサイ)」
最新のIoT/AI技術により見えないものを見える化するコニカミノルタのリモートセンシング技術*1。それは、農業の領域においても日本酒「環和」酒米の生育評価のようにデータ活用による農作業のワークフロー変革で農家の収穫量の安定化と収益向上に貢献しています。画像IoTプラットフォーム「FORXAI (フォーサイ)」の技術は、農業の他、医療、介護、工場、プラント、店頭マーケティング等、さまざまな社会の現場で活用されています。
*1)FORXAI Imaging AIの一種
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コニカミノルタ テクノロジーレポートVol.18 「神戸山田錦推進研究会」コンソーシアムによるスマート農業と地域活性化
AI技術開発について(本サイト内)