
Japan IT Week【秋】に出展しました
FORXAI Engineering Blogをご覧いただきありがとうございます。
アーキテクチャ開発部の⼭下です。
AIアクセラレーターを活⽤し、エッジでAIを⾼速に実現するボックス型の機器FORXAI Experience Kit MA(以下、FEK-MAと称する)のソフトウエア開発を担当しています。
Japan IT Weekについて
Japan IT Week【秋】(2022/10/26-28@幕張メッセ)は最新のIT製品/サービスが⼀堂に集まる、⽇本最⼤のIT展⽰会です。 企業・官公庁・団体の情報システム、経営者・経営企画、開発・⽣産、システム開発、マーケティング部⾨の⽅々が多数来場し、個別デモを⾒ての⽐較検討、課題についての相談、⾒積り・導⼊時期の打合せなどが展⽰会場で⾏われています。
今回の展示について
マクニカ社のブース内で、複数の企業様と共同で展⽰を⾏いました。
FEK-MAでは、Hailo社が提供するAIアクセラレーター Hailo-8を使用しており、
FEK-MAの試作機の展⽰および実機デモを実施しました。
今回の展⽰会に出品した、FEK-MAについては、過去のブログをご参照ください。
デモ内容
今回、デモで展示したサンプルアプリケーションは2つで、いずれもHailo-8を使用しています。
1つ⽬は、
進⼊禁⽌エリアに進⼊した物体(⼈、⾞、⾃転⾞)を検出し、
⼈および⾃転⾞の場合はその属性(性別、年齢)を検出してアラートを上げるとともにリストを作成するというものです。
⾼速道路の⼊⼝/出⼝に対する誤進⼊を題材とし、
Hailo-8の特⻑を⽣かした、物体検出と属性検出を1フレーム内で⾼速にAIを切替えながら処理を⾏っています。
もう1つは、
FEK-MAの特⻑である、「AIアクセラレーターを複数搭載可能」という特⻑を⽣かし、
2つの⼊⼒(今回はUSBカメラ)に対しそれぞれ異なるAIを適⽤し、
それぞれの結果をリアルタイムに表⽰するというサンプルアプリケーションです。
属性検出AIにはHailo-8を、⾻格検出AIのアクセラレーターとしては、FPGAを使⽤しています。
※ 骨格検出、人物属性の画像はイメージです。
FEK-MAにはWebサーバが構築されており、
AIによる検出結果は、ブラウザからのアクセスで簡単に確認することができます。
今回の展⽰会では、NUC(⼩型PC)に表⽰したWebブラウザ画⾯にて、これら2つのAIアプケーションを切り替えられるように構成しました。
展示会での反応
マクニカ社のブース全体では512名の来訪者が来られました。 その中でコニカミノルタのブースへの来訪者は、延べ180名。下記のような質問と回答をしました。
- ボックスは⼩型で、エッジでAI処理できるのが良い。
- FORXAIデバイス認定プログラムに興味がある。
- 技術パートナーのデバイスがFORXAIに接続・連携できることを確認し、
FORXAI Edge Deviceとして認定することにより、
幅広いデバイスをお客様の元でご使用いただくことができるようになります。
詳しくはこちらをご覧ください。
- 技術パートナーのデバイスがFORXAIに接続・連携できることを確認し、
- ⾻格検出などはよく⾒かけるようになったが、何に使えるかのイメージができない。
- 介護ソリューション、教育ソリューションでの使用実績があります。
- 詳しくはこちらをご覧ください。
おわりに
弊社ブースへたくさんの方にいただき、またご意見もいただくことができました。
コニカミノルタの出展をさせていただいたマクニカ社、Hailo社には多大なご協力をいただきありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
なお、私が気になったのは、近年盛り上がりを⾒せているメタバース関連の展⽰です。
関連リンク
FORXAI Experience Kit
FORXAI Experience Kit MA
コニカミノルタは画像IoTプラットフォームFORXAIを通じて、お客様やパートナー様との共創を加速させ、技術・ソリューションの提供により人間社会の進化に貢献してまいります。